愛についてのちいさなおはなし
女の子は、いつも
海のうえに すわっていた
昼も、 夜も、
天気が どんなに悪くても。
ひとりですわって 海をみていた。
ある日、わかものが乗った舟が女の子の前を
通り過ぎた これまで女の子の前を通り過ぎた
様々な人達が乗った多くの舟と同じように・・・
若者の舟が去った後、女の子にとって世界の全てだった
”海がからっぽになった”
女の子は その時から
海の上に大きな大きな家をつくり始める。
柔らかなトーンの絵は とても美しくて優しい。
そして時に酷薄で寂しい。
絵本の中の女の子のように
大きな大きな家をつくり続けてしまったこと、
貴方はありませんか?
(今の私は、日本海を航海中(笑)と言ったところかな?
海鮮好きだし・・・・。)
この絵本には、忘れたくて同時に忘れたくない
切ない気持ちが凝縮されている気がします。
心にしまい込んだ思い出ごと、
ぎゅっと抱きしめたくなる作品です。
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